こんにちは!「資格とっとこ」編集長のwakuzoです。
資格と免許って同じように使ってませんか??
でも違う意味がある。違いをしっかり説明できるように
解り易くお伝えします。
資格と免許の違いはなに?
解答:資格の中に免許が含まれる。
と言うのが1つの解答ではあります。
宅建士を例に説明します。
宅建士という国家資格に合格して、初めて宅建業を営む免許(宅建取引業免許)を申請出来ます。なので次のような関係になります。
〇 宅建士という資格は持っているけど宅建業を営む免許の交付を受けていない。(このケースは申請しなければ、あり得ます)
× 逆に宅建業を営む免許を受けているけど宅建士を持っている人が誰もいない。(5人に1人設置する義務がある為、ありえません。違法になり罰せられます)
宅建士に関してだけ言うと「この前宅建士の試験を受けて資格に合格したんだ!」と言うのはアリでも「免許を取った」と言うのは間違いというのが解ります。
資格と免許それぞれの意味
資格の意味
資格とは
社会制度上の「資格」の概要
日本における公的資格制度は、「国民の権利と安全や衛生の確保、取引の適正化、資格者のモラル向上等のため、厳格な法的規律に服する資格者が存在し安心できるサービスを国民に提供すること」を目的として、「国民の権利と安全や衛生の確保、取引の適正化等のために設けられてきた」とされる[4]。しかし、学校教育と深く関連付けられていたり、国家の統一的な基準により整備されていたりするわけでもないため、対象領域・種類や等級・取得ルートの各側面において極めて多様性の高い様相を呈しており、その役割を説明することは容易ではない[5]。日本における資格は、国家資格・公的資格・民間資格などに分類される(Wikipediaより引用)
「日本の資格に関する一覧の一覧」に日本の資格が詳細に載っているので詳しく見たい方はどうぞ~
免許の意味
法律上の免許
法学において、免許とは一般に禁止・制限されている行為を行政機関が特定の人に対して許可することや、特定の人に権利を定めて地位を与えることである。Wikipediaより引用
資格よりはずっと解り易い説明で、行政機関(国)が許可している事と明確になりました。
免許の場合、違反した場合罰則がある
運転免許でもお分かりのように、免許で許可されていない人がその行為をした場合、罰則があります。
運転免許・道路交通法違反
違反点数6点以下の違反の時は反則金という名の罰則
違反点数6点以上の重過失(赤切符)を犯した場合、刑事罰の対象になり罰金が科されます。
宅建取引業免許・宅地建物取引業法違反
違反内容により指示処分、業務停止処分、免許取り消し処分が課されます。
医師免許・医師法違反
医師でないのに医師を名乗ったり名称を使ったときは「50万以下の罰金」
無資格で医師行為をした場合は「3年以下の懲役もしくは100万以下の罰金」
薬剤師免許・薬剤師法違反
3年以下の懲役もしくは100万以下の罰金
看護師免許・保健師助産師看護師法違反
2年以下の懲役もしくは50万以下の罰金。
免許のないものが名称を用いた場合、2年以下の懲役もしくは100万以下の罰金。
まとめ
いかがでしたか?
資格と免許の違いは明確になりましたか?
使う側の我々が「明確な違いを認識せずに使っている」ことが原因で曖昧になっているのも事実のように思います。
ただ、資格を取る場合「面接」で質問を受けるケースも考えられるので正しい知識に更新しておきましょう!!