こんにちは!「資格とっとこ」編集長のwakuzoです。
人事に関わる仕事を長年していたこともあり、面接は20年で5000人以上。
そんなわけで、面接官が面接の時に応募者の何をみているのか?
最終的に何を基準に採否を決めるのか?
そのポイントについてお伝えしたいと思います。
(あくまでwakuzo個人の意見です、一般化できるかどうかはご自身で判断をお願いします。)
採否を決めるポイント
結論から!採否を決めるポイントは
「その人と一緒に同じ職場で働きたいと思うか?」です。
いくら優秀でも、この人と一緒に働きたくないと感じさせる人もいます。
いくら高学歴でキャリアが申し分なくても、同じ職場にいたら面倒そうという人もいます。
結局は「人として同じ方向を向いて困難に向かって立ち向かえるか?」
平易に言うと、一緒に協力できそうか?を見ます。
もちろん面接官と一緒に働くことがないと分かっていても、そういった想像をして
この人ならいけそうだ、とか少し難しそうとかを判断しています。
特に責任あるポジションでの採用であればなおさら、その部署や上司部下との関係をある程度想像して採否を決めます。
結局は「人柄」。
そう言ってしまえばそれまで、ですが。
逆に言うと、「人柄」に勝る武器はありません。
人柄で採用が決まる時もある
wakuzoが多くの面接をしてきて、最終的に2人の内のどちらかを選ばなければいけないとなった時、
決めるポイントは「人柄」でした。
「人柄」と言うと分かりにくいかもしれませんが、別の言い方をすると
「もう一度会いたいと思うか」です。
面接は30分、1時間で終了します。
その後、AさんとBさんのどちらかを選ばなければいけないとき、
2回目、会いたい方を選びます。
清潔感、態度、表情、ふるまい、話し方、目の力、笑顔、明るさ、真剣さ、受け答えの丁寧さ、誠実さ、、、
全てを一言に集約すると「人柄」です。
もちろん、年齢やキャリアなども見ますが、最後に判断に迷う時はやはり人柄重視で選んでいました。
結果多くのケースで、間違いない選択が出来ていました。
忘れられない面接
パートタイマーの面接でした。
ほとんどしたことがないのですが、wakuzoの方が遅刻。
しかも、メモした連絡先が間違っていて連絡がつかない状態のまま15分程度遅れて待ち合わせ場所に。
最初は当然相手は怒っていて、こちらも謝罪から入るような気マズイ面接でした。
でも、その後の面接は気持ちを切り替えてくれてとても誠意ある受け答えをしてくれました。
面接が終了した時はお互いが笑顔でした。
その方は採用となり、その後長い間働いてくださいました。
人には感情があり、wakuzoの方の手落ちで不愉快な思いをさせてしまった。
当然、その方も面接官の私に怒りの感情をぶつけました(事前に連絡をして欲しかったという当たり前の要望を言われた)。
その感情(行動・言動)すら、その方の「誠実さ」の表れだったと思います。
そして、面接では気持ちを切り替えて、誠実に大人の対応をして下さいました。
この人とだったら働ける。一緒に困難を乗り越えられそうと思わせたのもその方の「人柄」だったのだと思います。
今にして思えば全部が良い想い出です(^^)/
採否を決めるポイント・まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたが面接を受けるときの参考にして頂けたら嬉しいです。
個人的なことを言うと、面接をして「この人いいなあ~~」と思う人の共通点がいくつか
あるのですが、1つ挙げるとすると
「好きな事」がはっきりしていることです。
(自分自身の事をよく理解している)
備考欄とか趣味の欄って履歴書にありますよね。
そこに「趣味〇〇すること」と書いてあると、必ず面接のときに質問していました。
その時に、こちらも幸せになるくらい楽しそうにその趣味について話をしてくれるケースがあります。
そういった方は間違いなく採用!を決めていました。
理由は?
人の魅力ってそういう所に表れると思うからです。
これは論理的にどうの、ではなく肌で感じるものです。
ウケの良い答えを全て揃えてきた人よりも、趣味に対して熱中してその魅力を話せる事の方がよっぽど
人として魅力的に映る。わたしだけではないでしょう。
鉄道でも、俳句でも、音楽でも、イラスト、アニメ、映画、、
何でもそれに関わっている資格があります。
その資格を取得しておくのも、趣味の質問をされた時に話す材料になるのでお勧めです。