この人は絶対に欲しいと思わせる人の共通点
わたしは中小企業の採用を任され年間に100名以上の面接を実施していましたが、社員・パート問わず「この人は絶対に採用したいと思わせる人」には共通点がありました。
おそらく大企業でも中小企業でもそこはかわらない点があると思うので参考にして頂けたら幸いです。
晴れ晴れしていて明るい
これは口数が多いとか楽しい話が出来るとか笑いがとれる、という事では決してありません。
表情が晴れ晴れしていて明るい雰囲気がある、という点。
最初から抽象的、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、表れるのはこんな部分です。
- 目線や口元
- 雑談時に現れる笑顔
- 挨拶は返事の声のトーン
- 質問に対する答え方、内容、声のトーン
ものごとには明るい面と暗い面があり、どこを切り取って見るか、話をするかはその人次第です。
暗い面もみつつも、明るい将来に向けて話が出来る人には魅力を感じます。この人絶対に欲しいと思わせる人に共通する点、1つめでした。
愚痴っぽくない
頭の回転が速かったり、頭がよいと一般的に言われる人にありがちなのが物事の暗い面を強調して見てしまう事。
愚痴っぽかったり、他人のせいにしたりすることが起こりがちです。
この人絶対欲しいと思わせる人は微塵もそういった点を感じさせません。
自分が一人の人間としてどう向き合っていくか、物事の暗い点についても前向きにとらえて行動出来るのが特徴の1つです。
謙虚だけど自分に期待している
様々な経験をもとに、自分1人の力は限られていると知っていて謙虚です。
なんでもできる、と分かっているけど一人では何もできないとわかっている。
謙虚であることは非常に大事ですが、謙虚だけでは不十分です。一般的にありがちなのが「わたしなんて…」と謙遜しすぎだと面接官は評価しません。
「わたしなんて…」というだけの人が会社に1000人いても会社は良くならないからです。
謙虚でありつつ、自分の行動や努力によって前向きに何かを良くしていくことが出来ると信じている人、それが面接官が欲しいと思う人。
努力に上限を設けない人
努力はうらぎらない。よく人がそういった言葉を使います。
それを知っていながら努力に上限を設けずに継続できる人は少数です。
面接官が絶対に欲しいと思わせる人は「努力の上限を設けない人」。
わたしはここまでやったからもう限界。人は意外に自分の上限を自分で決めてしまう人が多いですが、限界を決めずに努力すれば可能性は無限大に広がります。
考えが柔軟で凝り固まってない
年齢に関わらず、考えが柔軟であることが1つの共通点です。
〇〇って××じゃないですか、、と決めてかかる人は危険です。
〇〇は△な可能性もあるからです。
多くの可能性を否定しない、柔軟性がその人の今後の可能性を高めてくれます。
質問に対し明確に回答出来る
当たり前の事かもしれませんが、質問に対する答えがクリアな人。
意外とあるのが、質問に対して答えられないという人。スムーズにおもしろおかしく答えているけど、質問の回答になっていないことがよくあります。
相手が聞きたいことじゃなくて、自分が話したいことを話す人です。そういった人は仕事上でも自分のやりたいようにしたいひとなんだと評価されてしまうかも。
相手が何を知りたくて質問したのか、きちんと理解した上で回答することが重要です。
相手への気遣いと自己主張のバランス
合同面接などでは自分以外の人と一緒に面接を受ける可能性があります。そんなときに試されるのが相手への気遣い。
自分の主張だけをする人はそれだけでアウトです。人の話を聞いてその内容を踏まえて自分の主要をする人が評価されます。
相手の主張だけをうのみにする人もアウト。自分の考えがない人と思われてしまうからです。
この点についてはわたしを同様の意見ですが、この点については違いがあります。その違いは〇〇です、と自分の主張が出来るとよいでしょう。
表情・目線・笑顔
話をするときに面接官が一番注目するのは話をする人の表情です。
もちろん話の内容にも耳を傾けますが、最初は目から入る情報、表情です。
つまらなそうに話しをする人。
自分の意見は正しいんだと振りかざすような表情の人。
謙虚でいながら丁寧に自分の主張を理解してほしいと思って説明する人。
どの人がよいかは火を見るより明らかです。
そしてもう一つ大事なのが「相手に伝える作業を楽しんでいる人」がこの人絶対に欲しいと思われる人です。
意見が違くても、その違いに注目し、おもしろがり、そのギャップを埋める作業を楽しめる人、そんな人だったらBEST。
この人絶対に欲しいと思われる人は3分でわかる
これは体験してみてわかることですが、面接時間が30分あっても体外は3分程度でその人をある程度ジャッジ出来ます。
- 最初の挨拶
- 椅子に座るときの挙動
- 座った後の目線と表情
- 最初の質問に対する答え方と内容
そのくらいで大体その人となりが分かります。
その人の判断を30分で100%埋めると考えたとき、80%の判断は最初の3分で行ってしまうイメージです。
それだけ、最初の3分は大事。
かといって、なにか事前に作れるかというとそういったものでもありません。
その人がこれまで培ってきたものが全て表情や挙動に現れてしまうからです。
面接に臨むメンタル構築
安心して面接には臨みましょう。100点満点の人なんていませんし、100点採らないと採用されない面接なんてありません。
多くの採用者は一定の基準をクリアして採用されるわけで、減点もされているはず。
大事なのは「赤点」じゃないこと。
多くの企業で一次面接、二次面接、三次面接とあると思いますが、基本は一次で多くの人がふるいにかかり落されています。
少数派に残ったことをまずは自信に替えてあかるく面接に臨むこと。
その上で気を付けることが出来る注意点を箇条書きにしてみました。
- 明るく真剣に臨む
- 悲壮感はマイナス
- 合否に関わらずわたしの人生は続くと理解して臨む
- 面接は大事だけど人生の通過点に過ぎない
- 他人と比べて自分をアピールしない
- 失敗や間違えも面接では起こりえる
- 面接中の失敗は面接中に失敗を認めて修正する
- 面接官に注目してもらうなら面接官に好意をもってみる
面接官も一日に何人も面接をするのが仕事です。その中でも心に残る面接があるのも事実。
一日振り返って30人面接したなかで、とりわけ面白かったと心に残るような面接があったりします。
そういった面接に共通するのは、面接に来た応募者の「人となり」「生きる姿勢」に共感、感動したという点です。
社員、パートに関わらずそういった面接は心に残っていて何十年とわすれられない時間になっています。
面接は限られた時間で、人と人とが相対し評価する、される時間ですが、その時間さえも楽しめる。そんな時間に替えることが出来れば、あなたの採用は近づいたと言っても過言ではないかもしれません。
情報によって将来は左右される
情報の質、情報の量によってその人の将来は大きく変わってきます。
おとなになって、「あんな職業あったんだ」とか「この資格若いときに知っていたら勉強して取得していたのにな」なんてことは実際に起きています。
そうならないために必要なのが質の高い情報を前もって早めに集めておくこと。
関係のある情報か、関係のない情報か、最初はわからないかもしれません。
でも「関係のありそうな情報」ならわかるはず。
絶対に関係ないと思う情報以外、関係ありそうだなと思う情報は全て集める。集めたあとに「やっぱり関係なかったな」と思うものは排除していけばOK。
情報を集めることは躊躇なく行うべきです。ネット検索もありですが、大事なのは一次情報。
サービスを行っている人(会社)自身が発信している情報です。
資料請求、体験会、説明会などがそれにあたります。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これから就職活動をする方、就職活動中の方に自信をもって面接に臨んで頂く一助になっていれば最高にうれしいです。
あなたのこれからのチャレンジを遠くで応援しています。