滅私奉公サラリーマンを体験して
まずは、滅私奉公とは?
『ウィキペディア(Wikipedia)』の検索結果
一般的には、私心や私情を抑えて、国家・地方公共団体・社会・世間などに対して奉仕する精神を意味する。 「滅私」は自身の利益や欲求を捨てること。 「奉公」は公や立場が上の者に奉仕すること。
なぜ、このタイトル記事を書こうと思ったのか?
昨日、関東地方に台風15号が直撃し、甚大に被害が出た。今も千葉だけで60万世帯が停電中
月曜の朝、直撃し交通機関がストップし、通勤に大きな影響が出ました
改札に入れずに、津田沼駅では1キロも列が出来たといいます
9月9日、まだまだ、残暑が残るなか1キロも電車に乗るために並ぶ
はたまた、遅延証明を貰うためという方もいらっしゃったかもしれません
こんなニュースで9日のテレビはあふれていました
そしてとある番組のコメンテーターが「日本で働く人は結局は滅私奉公なんですよ」という言い方をしていました。どちらかというと、否定的なトーンで
私もついこの間まで、改札に1キロでも2キロでも並ぶ側にいました、何があっても出勤するんだと
それは組織に属してして、組織に忠誠をつくし、組織の発展や成長を第一に考え生きていたから
会社員ならそれが当たり前と思っていました
理由は、対価として給料を貰っているから
言ってみれば、自分という人間の時間とスキルなどを売って、会社からお金を貰う
そんな契約なんだと思います
会社や社長視点で考えれば滅私奉公サラリーマンが増えれば助かるだろうと思います
ただ、会社で活躍し、良い給料を貰い、地位、名誉を勝ち取れば幸せになれるかどうか?
それらは別問題ということがよく分ったと実際に経験して言える事です
生産性なんて上がらない
今の時代、どこへ行っても「生産性」、「生産性」、「仕事の効率を上げろ」、「無駄を省け」
そんな社会の風潮があります
5時間も6時間も改札の列に並んで、何を生み出しているのか?
本当に生産的な仕事をするなら、家に帰ってやれることをやった方が良いではないか?
そんな選択が出来ない方もいらっしゃるかもしれない、どうしてもその日に人と会わないといけないとか
ただ、そんな方々は「列に並ぶ」人達の中の数パーセントいるかいないでしょうか?
列に並ぶ選択をする理由の1つに「自己弁護」はないでしょうか?
「私はこれだけやった」、「会社に行くためにベストを尽くした」という自己弁護
会社に出勤することが本当の目的なら、、、10キロ、20キロ位、人は歩けます。20キロだって4時間はかからない
自転車なら2時間もかからないで楽に移動できます
それでも出勤できなかった理由として「列に並ぶ」という選択をする
生産性なんて上がるわけがない
今日の分は明日取り返す、今日はオフにしてインプットの一日にしよう!!という方がよっぽど気持ちが良い社会のように感じます
滅私奉公サラリーマン、早期退職して75連休目に突入
仕事を辞めて最初の2週間くらいは、朝8時、9時になっても家にいることが気持ち悪く感じました
これでよいのか??
ダメ人間なんじゃないのか??
社会からとりのこされていないか??
不安はいつも傍らにあり、消えませんでした
ただ、75連休目にもなると、「慣れる」
良くも悪くも、慣れてきます
そして今は楽しいと感じるようになっています
その理由
- 人に関するストレスがない
- 仕事で意見がぶつかることがない
- 人から相談されたり、問題解決を依頼されることがない
- やりたいことがいくつか具体的にあり、それを着実に進めていく過程にあるりそれが楽しい
- 上記チャレンジを一歩一歩進めている実感がある
生きる目的は会社員としてがんばること、ではないはずです
セカンドライフを楽しむ条件
退職をしたあとに楽しく過ごすために必要なことがあるとしたら
- 自分自身が本当にやりたいと思う事がある
- 上記のことをまずは手掛ける(初めの一歩が大事)
- 上記のことをなるべく具体的にイメージして計画を練ってみる(これも楽しい作業)
周りがやっているからとか友達に誘われたからとかではなく、自分自身を見つめ、本当にやりたいことを絞っていく作業が必要なのだと思います
もし、それが特にないというのなら、本当に残念!!(-_-;)
あなたは「滅私奉公の産物」、ということになってしまいます
私はそんな産物になりかけて、会社を辞めました(精神のバランスを崩して結果的に、、、)
今は、辞めてほんとうによかったと思っています
一日、一日を自分(や大事な人)の将来の為に生きている実感があり、実に楽しい!と感じます
今、本当にしたいことが思いつかない人もいらっしゃると思います、私もそうでした
「やることがない」
「時間を持て余す」
それでも、「好きなこと」を1つ1つ書き出して、絡まった糸をほどいて行って下さい
きっと、その先にあなたの「本当ににしたいこと」が見つかるはずです(^^)/
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)/